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2026年版!秋田県での民泊運営~制度と注意点~

2026年4月1日

はじめに

秋田県で民泊を始めたいと考えたとき、
そもそも秋田で民泊を始めるときにどうやってやるか?
どの制度を使えばいいのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

他都道府県と比べると情報が少なく、判断に迷うケースも少なくありません。
本記事では、秋田県における民泊の現状と制度、注意点について分かりやすく解説します。

■ 秋田県の民泊件数の推移

まず、秋田県における民泊の動向を見てみましょう。

国土交通省の統計データ(住宅宿泊事業の届出件数)によると、直近5年間の推移は以下のとおりです。

・2022年(令和4年1月):31件
・2023年(令和5年1月):34件
・2024年(令和6年1月):39件
・2025年(令和7年1月):49件
・2026年(令和8年1月):66件

緩やかではありますが、着実に増加しており直近5年間では数は倍になっております。
秋田県でも海外からの訪日旅行増加に伴い、民泊需要は少しずつ伸びている状況です。

■ 秋田県のエリア特性

秋田県は、東京や大阪のような都市型の民泊市場とは性質が異なります。

観光の中心は、

・角館(武家屋敷)
・田沢湖
・乳頭温泉郷
・男鹿半島

といった自然・文化系の観光地です。

そのため、

「短期滞在の都市型」ではなく
観光目的の滞在型」が中心になります。

また、訪問客は日本人観光客に加えて、
近年は台湾・香港など東アジアからの観光客も増えています。
特に台湾での注目度は高く台湾からの日本旅行リピーター層に多く好まれております。
台湾の現地テレビでは秋田県の特集が組まれるほどです。

■ 民泊に向いているエリア

実務的に見ると、以下のようなエリアが候補になります。

・秋田市(交通拠点・ビジネス利用もあり)
・角館周辺(観光需要が安定)
・田沢湖・乳頭温泉エリア(宿泊需要あり)

秋田県で利用できる民泊制度

秋田県で民泊を行う場合、主に2つの制度があります。
それぞれ紹介します。

①住宅宿泊事業(いわゆる民泊新法)

・年間営業日数:180日以内
・届出で開始可能

比較的始めやすい制度ですが、
営業日数の制限があるため、収益設計が重要になります。
親族から相続した物件を空き家のまま眠らせるよりも少しでも
有効活用しようとこの制度を利用するオーナーは多いです。

住宅宿泊事業法(民泊)と旅館業法の違い・始め方を徹底ガイド

②旅館業(簡易宿所)

・営業日数の制限なし
・許可制(要件はやや厳しめ)

長期的に安定運営を目指す場合はこちらが有力です。
ただし、建物要件や消防設備などのハードルは高くなります。

■ 条例・ローカルルールについて

秋田県内では、都市部のような厳しい営業日制限(曜日制限など)は比較的少ない傾向にありますが、

・用途地域
・建物の用途
・近隣環境

によっては制限がかかるケースもあります。
特に市町村によって独自の条例がある場合が多く
物件エリアごとの個別確認が非常に重要です。

■ まとめ

秋田県の民泊は、都市部と比べると競争は激しくありませんが海外からの訪日客で
注目されている県です。
その分、立地や運営の工夫次第で結果に直結しやすいマーケットです。

・件数は増加傾向にある
・観光地型の運営が中心
・制度選択と物件選びが重要

この3点を押さえておくことがポイントになります。

秋田県で民泊を始める前に知るべき「5つの疑問」:観光法務が実務の裏側を解説
  • この記事を書いた人

Kazuto Sato

観光法務のスペシャリスト(行政書士有資格者) ■ HIS・外資系旅行会社・海外現地法人での実務経験10年以上 ■ 観光業に特化した法務アドバイザーとして活動中 「現場を知るプロ」として、民泊・旅行業・宿泊業の複雑な手続きや法令を分かりやすく解説。事業者の不安を「安心」に変える実務直結型のサポートを提供します。

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