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民泊の初期費用はいくらかかる?内訳を解説!

2026年4月1日

はじめに

民泊を始めようと考えたとき、
まず気になるのが「初期費用はいくらかかるのか?」という点ですよね。

インターネット上では「安く始められる」といった情報もありますが、
実際には物件条件や運営形態によって費用は大きく変わります。

この記事では、これから民泊を始める方向けに、
現実的な目安としての初期費用のできるだけ細かく内訳を解説します。

■ 初期費用の全体感

結論から言うと一般的な目安は約100万円〜300万円程度です。

※観光庁が実施したアンケート結果

物件取得を含めるかどうか、規模、エリアによって大きく変動します。
後述しますが持ち家の戸建てで始めるのか、賃貸物件で始めるのかにより敷金礼金などの
初期費用の出だし面から変わってきます。

① 物件関連費用

まず大きな割合を占めるのが物件関連です。

・敷金・礼金
・仲介手数料
・前家賃

賃貸物件で始める場合でも、
初期で50万円〜150万円程度かかるケースが一般的です。

物件探しにおいて忘れてはいけないのが...

・民泊可能物件かどうか
・オーナーの許可があるか

この確認を怠ると、後から運営できなくなるリスクがあります。

② 許認可・手続き費用

民泊は思い立ったその日から自由に始められるわけではありません。

制度に基づいてしっかりと運営する必要があります。

・住宅宿泊事業の届出
・旅館業許可(簡易宿所など)
・消防関連手続き

自分で行う場合は実費中心ですが、その手続きは複雑で煩雑です。

専門家である行政書士に依頼する場合は15万円〜30万円程度が一つの目安です。
新規開業した民泊オーナーの約30%が行政書士に依頼をしているというデータがあります。

③ 内装・設備・家具家電

実際に運営するための準備費用です。

・ベッド・寝具
・テーブル・椅子
・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ
・エアコン(設置含む場合あり)

30万円〜100万円程度

ここでよくある失敗は、
「安く済ませすぎて評価が伸びない」ことです。
見た目と清潔感は、レビューに直結します。

④ 消防・安全対策費用

意外と見落とされるのがここです。

・火災報知器の設置
・誘導灯
・消火器
・避難経路表示

物件の条件によっては追加工事が必要になる場合もあります。

10万円〜100万円以上
かかることもありますがこの消防関連を突破しない限り民泊開業はできません。
消防設備設置費用が規模によっては一番金額がかかる場合もあります。

⑤ 備品・消耗品

細かいですが必ず必要になる部分です。

・タオル
・シャンプー・ボディソープ
・食器・調理器具
・清掃用品

5万円〜20万円程度
小さい出費の積み重ねで意外と膨らみます。

⑥ 初期運営準備費用

実際の運営を回すための準備です。

・Airbnbなどへの掲載準備
・写真撮影(プロに依頼する場合)
・清掃業者の手配

5万円〜20万円程度

特に写真は重要で、
ここで差がつくことも多いです。

よくある見落としポイント

実務上よくあるのが以下です。

・消防費用を見積もっていない
・管理会社費用を考えていない
・想定より初期投資が膨らむ
「とりあえず始めてみる」は危険ですのでしっかりと資金計画は立てましょう。

■ まとめ

民泊の初期費用はこれらを合算して、
100万円〜300万円前後が過半数を占めており一つの目安となるでしょう。

・物件選び
・消防対応
・許認可

この3つは後戻りができないため、
最初の段階でしっかり確認しておくことが重要です。

  • この記事を書いた人

Kazuto Sato

観光法務のスペシャリスト(行政書士有資格者) ■ HIS・外資系旅行会社・海外現地法人での実務経験10年以上 ■ 観光業に特化した法務アドバイザーとして活動中 「現場を知るプロ」として、民泊・旅行業・宿泊業の複雑な手続きや法令を分かりやすく解説。事業者の不安を「安心」に変える実務直結型のサポートを提供します。

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